トレーニング

野球にトレーニングは必要なのか?

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かなり久々の投稿となりました。

そのトレーニング、本当に必要ですか?

色々と情報収集をしている方なら、ドライブラインベースボールの存在を知っているでしょう。そこで様々な投球のパワーアップの練習が行われており、ウエイトボールという重たいボールを投げることで球速をアップさせるというトレーニングがあります。

Amazonでも買えますね。


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で、成果をものすごくざっくりと説明すると…

「6週間のトレーニングで3.3%の球速の増加が認められた一方、トレーニングを行った24%が肘に障害を負った」

どうでしょうか?デメリットの方が多いように思います。日本の練習では行われてこなかった練習なので「これはいい!」なんて思って手を出してしまいがちです。しかしながら、これは本当に必要なトレーニングなんでしょうか。

本当に野球に必要なトレーニングとは何なのかに

まずは、この球速アップのためのウエイトボールを使ったトレーニングは私は行いません

私は夏の大会が終わった後に「何が子のチームに足りなかったのか」ということを反省して、その反省を今後のチーム作りに反映させて何年もやってきましたが「エースの球速が遅かったから勝てなかった」という反省は一切ありませんでした。

140キロエースの学年も何代かありましたが、結局甲子園に行けていませんし、そこまで勝ち上がっていませんし、逆に平均球速が120キロ程度の投手で大きく勝ち上がったことも多くあります。

私は「球速はあるに越したことはないが、絶対条件ではない」と経験上思っていますので、いわゆる「球速アップ系のトレーニング」には興味が一切ないのです。それが結果として無理なトレーニングを避けることになり、投手が怪我なく野球を続けれることにつながっているのかもしれません。

要は、自分のチーム、その選手に本当に必要なトレーニング以外のことをやらせているケースがかなり多いように思うのです。

トレーニングを取捨選択しましょう。

私は、トレーニングを結構軽視する指導者です。軽視するというか、流行りのトレーニングやウエイトトレーニングは一切行っていません。高校生は基本的なトレーニングを行い、しっかり野球の練習を行えば、ある程度自然にその選手に応じた「発達」をしていくので、あとは技術で何とかすればいい、と考えています。

先ほども書きましたが、ベスト4で敗戦した時も、1回戦で敗戦した時も「トレーニング不足で負けた」「パワー不足で負けた」という反省が一切ないのです。そこでトレーニング不足を感じることがあれば、考えは改めるでしょうが、今はそういう考えで指導しています。

私のチームでいうと、最初から体がそこそこ大きくてパワーのある選手は、ある程度の基本的なトレーニングを積ませて正しい技術を習得させればホームランは打てます。

逆に小柄な選手は、その選手の特性を生かしたプレーができるように指導すればいいので、無理に体を大きくしてプレースタイルを変える必要はないと思っています。

高校野球、ましてや中学野球は「発達」で体ができるように指導すべきではないでしょうか。

流行りのトレーンングについて

〇〇トレーニングなど、どんどん新しいトレーニングが世の中に出てきますし、それなりの効果があるように表現されています。私も本を読んだりと一応情報を収集しますが、基本的にはやりません。

「本に書いてあることを選手にやらせる」

「いいトレーニングだと聞いたから選手にやらせる」

「甲子園優勝校がやっていたから選手にやらせる」

これが本当に指導者のすべきことでしょうか?これなら、誰でもできますよね?

我々は色んなことを学んでインプットすることが大事ですが、選手にアウトプットするときには、自分が試し、効果を実感し、そういうものを選手に伝えるべきではないのでしょうか。

まず自分がやって、納得するまで私は選手指導には使いません。

いくら指導者ライセンスを発行したとしても、結局は座学でしかないでしょう。真の指導方法は、そんなに簡単には身につかないのです。


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