走塁

走塁を鍛えて機動力を使うにはどうしたらいいのか。機動破壊の基本をマスター。

投稿日:

最近は雑記が多く、当ブログの本来の目的である書籍などのレビューを久々に書いてみたいと思います。

走塁を学ぶのにお勧めな教材

疾風迅雷~0.1秒、1点にこだわる超・足攻野球~[硬式野球 920-S 全2巻]

このDVDは、走塁を「感覚」ではなく「技術」としてとらえて練習方法などを紹介されています。

私たちが現役の時なんて、シャッフル(第二リード)の細かい方法なんて一切教えてもらいませんでしたし、それで問題なくプレーできてきましたので、実際に自分が指導者になってから細かい走塁の部分に対して指導をすることもありませんでしたし、興味を持たなかったので勉強もしませんでした。

しかしながえら、健大高崎高校の機動力野球が流行ってから、流行に乗って走塁を学んで指導をし始めましたが、それぞれの技術に「根拠」があるので、指導がしやすいし、部員も納得をします。そして「成果」もついてきます。

我々は「技術」を教えて、部員はそれを学んで「自分の感覚」に落とし込んでいく。チームのレベルが低い時は走塁なんてやっている場合ではありませんが、ある程度基本が身についてくると「走塁」が勝敗を分けるようになってきます。

高校野球だけでなく、少年野球や中学野球にも十分に応用できる内容ですし、ここで紹介されるような「基本」を身につければ、必ずチームの「武器」になるのではないでしょうか。

走塁革命 The Base Running Revolution~塁上を駆ける、次世代のテクニックを探る~[硬式野球 756-S 全2巻]

先ほどのDVDと比べれば「感覚」の部分が多い印象を受けます。しかしながら、走塁指導に定評のある指導者の方は「視点」が面白いのです。

走塁でセオリーを崩すことで、結果として相手がそれに対応できずに崩れていくというものがあります。

高校野球の世界では、同じ県内の指導者では情報を隠します。こういう走塁の部分は「企業秘密」なので、なかなか明かされることはありません。当然このようにDVDなどで紹介しているものはその一部でしょうが、なかなか知ることのできない部分を知れるということに関していうと、素晴らしいDVDであると思います。

機動破壊 健大高崎 勝つための走塁・盗塁93の秘策

走塁の教科書といっても過言ではないでしょう。ここに書いてあることが全てできるようになれば、他のチームに必ず差をつけることができます。このような書籍が販売されているにも関わらず、こういう走塁を指導されている指導者の方は本当に少ないように思います。

私は「自分の指導に不安がある」という感覚をずっと持っていますので、常にいい指導方法を模索しています。それなりに経験を積んで指導方法の基本も出来上がってきましたが、絶対に自分の指導だけが正しいなんて思っていません。(逆にそれなりに自身もありますが)

高校野球の指導者は、当然現役時代にある程度の成功を収めた人がなっていると思います。「自分はこうやってきた」という成功体験があるため、それを元に指導をしてしまうのです。

それはそれで間違いではないのですが、新しいことを学んで取り入れようとしている人が少ないように思います。

この軌道破壊の本は、指導者ならば1度は読んでおくことをお勧めします。私はマーカーなどでボロボロになるまでお世話になりました。

走塁を指導する上での注意点

走塁が良くなると、試合をコントロールできるようになりますが、絶対条件は「打てること」です。打てないのに走塁を指導しても、結果として出塁しませんし、相手にとって嫌でもなんでもないのです。

なので、まずは「打撃」を鍛え、ある程度打てるようになってきたタイミングで走塁指導をいれていけばいいのではないでしょうか。

また、今回紹介したような内容を指導していくと、「細かい約束事」が多くなってきて、部員の頭がパンクしてしまいます。自身のチームの子供のレベルに応じて、どこまで指導するか、ということを見極めていけばいいと思います。

-走塁

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

機動力野球とは盗塁を数多くしかけることではない。走者とバッテリーの駆け引きとは。

「頭で走る走塁論」赤星憲広著 頭で走る盗塁論 駆け引きという名の心理戦 (朝日新書) またどうしてもここは走りたい、走らないといけないというときに、究極のリードを編み出した。これは私の企業秘密的なリー …

秘伝の書「野村の考え」の内容を解説した本。プロ野球ではどんなことを教えているのか【そのとき野村が考えていたこと】⑤

そのとき野村が考えていたこと ~野村克也の野球論、人材育成・組織術 (新書y) 三塁走者のギャンブルスタートについて プロ野球などでもよく言われるギャンブルスタートを生み出したのはヤクルト時代の野村監 …

盗塁を考える。どうやって盗塁をするのかのヒントを得るにはこの本【頭で走る走塁論】①

「頭で走る走塁論」赤星憲広著 頭で走る盗塁論 駆け引きという名の心理戦 (朝日新書) 高校野球で、無死一塁からの攻撃は過去は送りバントが鉄板でした。 しかしながら、最近はどのようなレベルの学校でも強攻 …

秘伝の書「野村の考え」の内容を解説した本。プロ野球ではどんなことを教えているのか【そのとき野村が考えていたこと】④

そのとき野村が考えていたこと ~野村克也の野球論、人材育成・組織術 (新書y) 一三塁の攻防。 これは本当に難しいです。ここで様々な攻めのパターンを持っているチームは、逆に対処方法も練習しているので大 …