雑記

大船渡高校の佐々木君の決勝戦の登板回避について

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決勝戦は練習のために見られませんでしたが、準決勝は休暇を取っていたのでネット中継で大船渡高校の試合を見ることができました。佐々木君の投球が素晴らしかったことに加え、チームもしっかりと鍛えられていました。

佐々木君がいるから決勝に進出できたという見方もありますが、それでもチームが成熟していなければ決勝までは勝ち進めません。素晴らしいチームであったと思います。

今回、決勝戦に佐々木君が出場しなかったことについて様々な議論が展開されています。

  • 決勝なんだから投げさせるべき(短いイニングでも)
  • 野手としても出場させないのはどうなのか
  • 決勝に投げる投手が普段投げていない投手ということが理解できない
  • 佐々木君を守ることばかり考えているのではないか

外野の人は言いたい放題です。佐々木君クラスの投手を預かる経験なんて、私には一生ないかもしれませんし、仮に私が指導することになったとしても、世間から注目されるだけでなく、仮に故障なんてさせたら大変なことになります。大船渡の監督さんは相当なプレッシャーの元で佐々木君を指導されたので、本当に大変だったと思います。

私は同じ高校野球の指導者として、大船渡高校の監督さんの決断を支持します。我々は世間が納得する野球をする必要はないのです。自分たちの正解(野球)を貫けばいい。その自分たちの正解が周囲にとっては不正解に見えても、自分たちが納得しているのであればそれでいいではないでしょうか。

「高校野球をやっている以上、試合に出たいのは普通のこと。投げたい気持ちはあった」

「監督の判断なのでしょうがないと思います」

これはインタビューの一部なので、これだけで佐々木君の思いはわかりません。しかし、我々指導者は生徒を導かないといけません。自主性に任せるといって放任してはいけないのです。高校生の価値観と、大人の価値観は違います。優劣をつける必要はないと思いますが、高校生の価値観のままプレーさせると、思いが優先されて無茶をしてしまうことも多いでしょう。

最後は監督が責任を負う。

そして佐々木君のインタビューにあるように「監督の判断なのでしょうがないと思います」と心から部員が思えるような関係づくりをする。

それが指導者に求められているのではないでしょうか。

-雑記

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