メンタルトレーニング

野球選手なら読んでおきたい、スポーツ心理学をベースとしたメンタルトレーニングの教科書。

投稿日:2019年2月13日 更新日:

【大リーグのメンタルトレーニング】 

大リーグのメンタルトレーニング

メンタルトレーニングという言葉は最近はずいぶん普及してきました。

皆さんも様々な形で指導をされているように思います。

私も10年以上前、メンタルトレーニングが流行りだす前に、様々な勉強を始めました。

その時に手に取ったのが、この【大リーグのメンタルトレーニング】です。

この書籍は講習会などでは【中級編】という扱いになっていますが、そこまで難解な内容ではありません。

この書籍は、メンタルトレーニングの内容を学ぶだけでなく、随所に書き込む部分があり、その解説などを通して自分で理解を深めることにできる内容です。

例【あなたはなぜ野球をするのか?】
 【試合の中で何が楽しいですか?】
 【あなたにとって誰が理想的な選手ですか?】
 【その理想的な選手について、あなたはどんな感情を抱いていますが】
 【引退するとき、自分の野球人生を振り返って何と言いますか?】

このような質問に答えながら、自己分析を深めていきます。質問自体は簡単なものなので、中学生くらいからでも十分に学習できると思います。

日本のメンタルトレーニング指導の第一人者は、この書籍の監訳を務められている高妻容一氏(東海大学体育学部教授)ですが、高妻氏は「メンタルトレーニングとは、スポーツ心理学に基づいた内容でないといけない」と言われていました。

書店には様々な「メンタルトレーニング」の書籍が販売されています。

高妻氏が言われるような書籍の著者は、プロフィールに「スポーツメンタルトレーニング指導士(補)などという資格が記載されています。これは日本スポーツ心理学会が認定されている資格になります。

この資格を持っている方が書かれている書籍はだいたい同じような内容なのですが、そうでない著者の「メンタルトレーニング」の内容は様々です。素晴らしい内容の本もたくさんありましたが、「これがメンタルトレーニング?」というような本もたくさんありました。

私自身は、両方の書籍を何十冊も読みこみ、講習会に参加し、両者のいいとこどりをできたのですが、実践した結果…

メンタルトレーニングは、マニュアル通りにやろうとすると上手くいかない。

ということでした。

メンタル面の評価については様々な検査用紙などがあり数値化できたりするのですが、結局は本人の主観の問題なので指導者としては評価がしづらい。

そして、最後にメンタルトレーニングの基本スキルを引用で紹介しますが、そのスキルのトレーニングを「真剣に」「効果的に」行うことが難しい。

この大リーグのメンタルトレーニングの質問項目をまとめて、プリントにして部員に書かせたりもしましたが、なかなか書けません。添削も含めて膨大な時間がかかりました。

しかしながら、スポーツ心理学の手法を最初に学び、その他のメンタルトレーニングの手法に手を出したおかげで、ずいぶん指導がしやすくなりました。

読んですぐに指導できるような内容ではありません。指導者が本当に理解しなければ、部員にメンタルトレーニングを指導することは不可能であると思います。

しかしながら、一度身につけば、指導に大きな引き出しができると思われます。

【 メンタルトレーニングとは?】
  メンタルトレーニングとは?今や世界各国のオリンピック選手やプロスポーツ選手が盛んに取り入れているスポーツ心理学の心理的スキルです。「スポーツ選手が技能や体力をトレーニングするように、試合場面で最高の能力を発揮できるように心理的にもトレーニングを行い、やる気などを高め、自分で自分をコントロールするようにする。」ことを目的としています。
「心・技・体」の「心」の部分を科学的にトレーニングをすることで毎日の練習で培った技術や体力を最高度に発揮し、徹底的に勝つ可能性を高めようとする方法のことです。世界の一流選手が実施しているテクニックを集めたもので、一流選手になるための本質でもあります。
 
【メンタルトレーニング実践 心理的スキルとは何か?】
(1)目標設定
(2)リラクゼーション(リラックス)
   リラクゼーション四つの利点
     1)セルフコントロールの方法を身につける
      2)集中力が高まる
     3)心が静かになりイメージ力が高まる
     4)身体的な効果、生理的な効果
     その方法として
     ア)スマイル(笑顔)
     イ)呼吸法
     ウ)筋弛緩訓練法
     エ)自律訓練法 
     オ)セルフマサージ
     カ)音楽の利用
(3)サイキングアップ(心理的ウォーミングアップ)
(4)イメージ (ビジュアライゼーション、 シュミレーショントレーニング)
(5)集中力(コンセトレーション)
(6)ポジティブ・シンキング(物事をプラスの方向に変えるテクニック)
(7)セルフトーク (自己会話)
(8)セルフコンディショニング(自己管理、調整法)
(9)試合のための心理的準備
 (10)サイキアウト
 

メンタルトレーニング応用スポーツ心理学会HPより

大リーグのメンタルトレーニング

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