守備

秘伝の書「野村の考え」の内容を解説した本。プロ野球ではどんなことを教えているのか【そのとき野村が考えていたこと】⑥

投稿日:2019年2月19日 更新日:

そのとき野村が考えていたこと ~野村克也の野球論、人材育成・組織術 (新書y)

一死一三塁での二遊間の守備位置

野球の試合の中でも複雑な動きや考え方が求められる一三塁。ここでは守備についてまとめてみました。

◎バックホーム体制(ダイヤモンドの内側=前進守備)
負けている時か、同点で「もう一点もやれない」という状況では、三塁走者のタッチアウトを狙います。三塁走者の走力を考えて、前進守備の位置を決めます。
 
◎ダブルプレー体制(ダイヤモンドのやや外側、二塁ベース寄り=中間守備)
基本的には点を与えないことが優先ですが、ダブルプレーを取れる当たりなら、そちらを選択して欲しいというものです。
打球が速い場合は「二塁→一塁のダブルプレー」を狙います。
打球が遅い場合は、三塁走者の動きを見ながら、「バックホーム」「二塁送球」「一塁送球」のいずれかで、まず1つアウトを取ります。

書籍より

一死一三塁を無失点で切り抜けるためには。

一死一三塁の場合、ダブルプレーで無失点というのが一番の理想です。基本的には中間守備(ダブルプレー体制)で守りますが、どうしても点数を与えたくない場合は前進守備を選択せざるをえなくなります。

そうなると二塁ベースが空くので、簡単に盗塁をされてしまい一死二三塁とピンチを拡大してしまいます。

前進守備を選択するにしても、打者の傾向に応じて二塁手が遊撃手をベース付近に位置させておくことが重要です。

そして、二三塁になってしまったら、思い切って満塁策もありですね。投手のレベルによりますが、ダブルプレーで無失点で切り抜けることができます。

しかし、1死満塁よりも1死二三塁のまま投球させたほうがいいという考え方もあります。

満塁は押し出し四球について不安が出るので、「四球を出してもまだ大丈夫」という状況で思い切って腕を振って投げさせたほうが打ち取れる、という投手心理からです。

さて、中間守備ですが、三塁走者は基本的に全ての打球でスタートを切ってきます。なので、打球が正面以外の場合、どこでアウトを取るかという選択が難しくなります。

バックホームでセーフになってしまうのが一番嫌なので、捕手も含め、打球を処理しない野手がしっかりとどこの投げるかの指示を出す必要があります。

そういうことがしっかりとできていれば、このケースで混乱が起こることはないと感じます。

そのとき野村が考えていたこと ~野村克也の野球論、人材育成・組織術 (新書y)

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