指導論

ボクシング村田諒太選手のインタビューを全ての高校球児に贈る。

投稿日:2019年7月13日 更新日:

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昨日ボクシングの世界戦で村田諒太選手が見事に世界チャンピオンに返り咲きました。

今朝のヤフーニュースで、素敵な記事を見つけましたので私見も合わせて紹介したいと思います。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190712-00066706-theanswer-fight

地味なことの積み重ねが成果を生む

――やりたいことができた?

「やりたかったのは相手に起こされないこと。特にワンツー、スリーに対して、前は棒立ちになったので。その足腰の強さは練習でやってきて、それをやりたかった。あの左フックであんなに効かせることはやりたかったことじゃない。試合の結果は良かったけど、やりたかったことは倒した、倒してないじゃなくて、実はもっと地味なことだった」

試合でヒットを打つこと、試合で勝つことはもちろん大きな目標でしょう。しかし、その目標を達成するために目を向けないといけない小さな目標というものがあるはずです。

例えば打撃においても、ヒットを打つために意識しないといけないポイントがいっぱいあります。当然試合の打席でそんな細かいことを意識していては打てないと思いますが、練習の過程では、そういう小さなことを徹底的に練習してこそ、試合でのヒットにつながるのではないでしょうか。

大きな成果を得るために大事なことは、地味なことの積み重ねではないでしょうか。私が指導する選手も含め、こういうことがわかっていな人が多くいるように思います。

練習は嘘をつくが、試合では練習してきたことしか出ない

――ブラントが前に出てきたのは予想外?

「ビックリしました。『こう来るか』と。そこで会長が『前だよ』『前で殺せ』と言ってくれた。それが功を奏した。ボディーが2回くらい当たって、それが効いたかなと。結局、練習でやってきたことしか出ない。練習は嘘をつかないというけど、練習は嘘をつく時も多いけど、練習でやってきたことしか出ないということをアマチュアで150戦くらいとプロでやってきて学びました」

練習をいくらやっても試合で結果の出ない選手は多くいます。努力が報われるなら、全員が納得いく成果を得られるでしょう。

どれだけ練習を重ねても、何年も夏の1勝が遠かった時期がありました。毎年選手と共に悔し涙を流し、また練習を重ね、挑戦し、敗退する。

しかし、ついに夏の1勝を手にした時に、ずっと練習してきてよかったと心から思うことができました。練習でやってきたことが結果として全て出ました。

練習でも出せないようなラッキーなことは継続しません。しかし、練習でやってきたこと、身につけたことは再現性があるでしょう。

練習は嘘をつくときも多い

しかし、

練習でやってきたことしか出ない

これは全ての高校球児が知っておかないといけない言葉でしょう。

努力について王貞治氏の名言。

努力は必ず報われる。

もし報われない努力があるのならば、

それはまだ努力と呼べない。

これは誰にも真似できない努力を重ねて大きな成果が出せた王貞治氏しか言えないことなのかもしれません。また、「報われる」というのは、何らかの形で自分にプラスになるようなことがあれば「報われた」ということになるでしょう。

努力を続けて、結果として能力不足でベンチ入りを逃した3年生部員も多数いるでしょう。野球としては結果がでませんでしたが、「努力を継続できた」と心から思えることができるのならば、高校野球で努力をする能力が身についたということです。

報われない努力なんてない。

私はこう信じています。

真のチームとは

――チーム帝拳に支えられたことは?

「僕らにしかわからないことがある。あの場で一緒に汗を流して、僕らにしかわからないつらさも、嬉しさもある。南京都(高校)と一緒なんですよ。南京都にも魂があるし、東洋大にも魂があるし、帝拳ジムには帝拳ジムの魂がある。そこに宿っている。そこにいることで影響があるし、そこで絆が深まると思う」

あなたのチームには魂がありますか?

指導者としてこの部分を作るのが本当に難しい。ただの仲良しではこうなりませんし、厳しい言葉で罵り合うだけでも当然あります。

高校野球ではよく使われる言葉ですが、「真の絆」を持っているチームはどれだけあるでしょうか。

指導者として、一生かけて探っていかないといけない部分だと感じます。

何かのお役に立てば幸いです。

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