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スポーツメンタルトレーニングの実践7 ~ポジティブシンキングの方法~

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ポジティブシンキングとは何か

 ポジティブシンキング(プラス思考)とは、考え方をポジティブ(プラス方向)へしましょうという簡単な理論です。

 スポーツにおいて、プレッシャーが、見えない重圧、見えない金縛りとなって選手の実力発揮に邪魔をしてしまいます。

 プレッシャーは、結果を考える事から、不安・心配・気になる・考える・悩む・迷う・あせる・恐怖を感じ、ある種の圧迫感を感じたりして、弱気、守りの気持、逃げの気持なっていくマイナス思考です。

 なぜ、プレッシャーは起こるのか?

 以下のような原因が考えられるのではないでしょうか。

  • (1)自分の考えや気持の持ち方でプレッシャーが起こる。
  • (2)プレッシャーは、自分の考えで作るものである。同じ状況でプレッシャーを感じる人と感じない人がいることから、その人の考え方次第でプレッシャーが敵にも味方にもなる。
  • (3)試合の勝敗や記録など、「結果」を考えたり、気にすると、心理的な圧迫感や重圧感に襲われる。

 結局、プレッシャーがかかると、「不安・心配・あせり、考えすぎ、迷いなどのマイナス思考が頭の中で起き、いつもとは違う状態になります。そこから、信じられないミスが起き始め、ミスを繰り返すとマイナスの失敗イメージが頭の中に焼きつき、ついには恐怖感までもでてきます」そこで、これらの解決法として、「プラス思考」の心理的スキルをトレーニングするわけです。

ポジティブシンキングの実際

書籍などには以下のように書いてあります。 

 たとえば、「野球が好き」という気持ちがあれば、好きなことをするわけですから「練習も好き」だし、「練習や試合が楽しいし面白い」と感じることは当たり前です。しかし、これができない。試合で負ければ、すぐ落ち込み、ミスをしても落ち込む、考えてください!試合で負けて、ミスをしてなぜ落ち込まなければならないのですか?ルールブックに書いてありますか?コーチは落ち込めと指導していますか?この単純な考え方(哲学)に気づいてほしいのです。あなたが気づいたならプラス思考のトレーニングがスタートできます。

 本当にこのように思えている選手がどのくらいいるのでしょうか。常に目を輝かせて練習をしている。練習が楽しくて仕方ない…。

 理想ではありますが、このような選手が高校くらいになると本当に少なくなるのが現状です。

 選手は、監督が怒れば、「監督は、俺のことを認めて、ここを直せばおまえはもっとうまくなるよ」と言ってくれていると感謝する気持ちになれないのでしょうか?。

 ミスをすれば「良かった、ミスをしたおかげで自分の欠点が見つかった」、試合で負けて「負けたおかげで、自分の修正するところがわかった。いい経験をした」となぜ考えられないのでしょうか?

 いや、こんな選手いないだろう…と実際思ってしまいます。それはポジティブシンキングのトレーニングを行っていないからかもしれません。

 他人は、コントロールできないものです。また、自然(天気・温度)や道具、またグランドコンディションなどは、あなたがどうしょうもできないコントロールできないものです。あなたがコントロールできないことを考えたり、不平や不満を言っても無駄なことだし、無駄な時間を費やし、自分がますます泥沼にはまり込み、自分で自分の首をしめているようなものです。

 他人、自然、道具、施設など自分のコントロールできないものに惑わされずに、「今の環境や状況で自分ができるベストのことをしましょう」というのがプラス思考の基本的な考え方です。1日24時間をプラス思考で過ごすことが、プラス思考のトレーニングとなり、あなたの生活やスポーツをより楽しいものにしてくれるでしょう。これはスポーツ以外でも活用できるすばらしい心理的スキルです。

 冒頭の「他人はコントロールできない」という部分は指導者にとっても重要なことで、指導者は選手をコントロールしようとし、それが上手くいかないと腹を立てることが多いです。

 体罰の根本的な原因はこの部分ではないでしょうか。当然、指導によって部員を変える(成長させる)ことは重要ですが、コントロールできるものではない、と考えることができるかどうかも、指導者にとって重要なスキルではないでしょうか。

負け癖なんて存在しない

よく勝ち癖をつける、とか負け癖がついてしまって…という話を聞きます。特に負け癖についてはよく言われることですが、このポジティブシンキングの考え方を使えば、負け癖なんて存在しなくなります。

 ある年、練習試合の勝率が2割台の時がありました。選手数が少なく、選手の能力も低く、練習試合をするたびに負け続けました。

 こういう時に、劣勢になると「また負ける」というような雰囲気がチームに漂うことを負け癖と表現されているのでしょうが、考え方を変えれば、負けに対するマイナスイメージは払しょくされるのです。

ではどうしたのか。

課題を明確にして、それが出来たかどうかを評価基準にする

ということです。練習試合に関しては、勝敗は特に考えません。

なので、点差が開いてもバントやスクイズもしますし、色んなサインをどんどんだします。それに対しての評価を積み重ね、たとえ0-20で負けたとしても、試合の中でできたこと、できなかったことに焦点を当て、出来たことが多いのであれば、0-20で負けても「いい試合だった」ということになります。

 

その代は最終的に夏の大会で2勝しました。負け癖なんて存在しないのです。

ポジティブシンキングの成果であったと想います。

-メンタルトレーニング

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