投球 雑記

高校野球に球数制限は本当に必要なのか?高野連の考えは古い?メジャーが正しい??

投稿日:2019年2月22日 更新日:

高校野球における球数制限導入の是非について

高野連が新潟独自の球数制限実施に“待った”の賛否

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00010000-wordleafs-base


日本高野連のリリースによると「部員不足の連合チームが増加し、各校野球部の部員数に二極化が見られ、部員数が20名以下の加盟校が全体の約4分の1を占める現状では、投球数制限に踏み込むのは慎重であるべき」、「タイブレークを規制化した際にも各都道府県高等学校野球連盟、加盟校、日本高校野球連盟で意思疎通を図りながら進めてきた。今回のような勝敗に影響を及ぼす規則については全国で足並みを揃えて検討するべきではないか」、「専門家の意見も聞き、投手の障害予防について練習、練習試合、公式戦など様々な施策を検討したうえで方向性を示す必要がある」との3つの意見が出されて賛同が多かったため、新潟高野連に実施の再考を申し入れることになった。
 
  つまり投球制限を導入すると満足にメンバーの揃わない学校や昨夏に吉田輝星(現日ハム)が県大会から1517球を投げて甲子園決勝まで進んだ金足農業のようなワンマンチームが不利となり、公平性が保てないことに加え、新潟高野連が先行導入することで、日本高野連の認定したスポーツ医科学の根拠、データがないまま、なし崩し的に全国へ広がることを懸念したと見られる。

記事より

記事全体は冒頭のリンクから確認してもらいたいのですが、一部抜粋して紹介します。

ここの部分で私の意見と同じになる部分は

【日本高野連の認定したスポーツ医科学の根拠、データがないまま、なし崩し的に全国へ広がることを懸念したと見られる】

ということです。

球数制限に医学的な根拠はあるのか??

そもそも、肩は消耗品と言われています。使えば使うほど、機能が低下して故障のリスクが上がる。これの医学的根拠について、どれだけの方が知っているのでしょうか?

私は高校野球指導者ですが知りませんし、この部分をしらない整形外科の医師も多いでしょう。

色々と科学的に進んでいるといわれているメジャーで導入されているのだから正しい。

批判をしている人はこういう考え方でしょう。

しかし、球数制限を少年野球から厳格に取り組んでいるアメリカの少年野球投手の手術率が高いこと、メジャーの選手も多くの投手が手術をおこなっていることなどから、球数制限したからといって故障が減るというようにはいいきれないのではないでしょうか。

近年はメジャーの取り組みやプレーが賞賛されて、日本の野球や取り組みがだめみたいな考えになってきていますが、メジャーはメジャー、日本は日本で、お互いに「負けない部分」があるのです。

話を戻しますが、体が痛くて病院に行ったら、殆どの医師が「1週間程度休みましょう」みたいなことを言います。スポーツ医学に精通した医師なら、問題のない程度で運動を処方して動きながら治すということをしてくれますが、そういう医師は本当に稀です。

だから、「とりあえず1週間休もう」みたいな話になるのです。

球数制限の考え方と似ていませんか?

「とりあえず100球までにしておこう」

みたいな。

この100球なんかに医学的な根拠なんてないでしょう。あったとしても、それが誰にでも当てはまるわけではありません。

「球数制限なんて必要ない」

私はこのように断言します。

部員数が25人を超えるなんて夢見たいなくらい部員数が少ない中、1年間で練習試合を100試合以上こなし、毎日練習する。ちょっとくらい勝ち上がったこともありますが、そんなに強くないチームにしか育成できませんでしたが、私は投手を誰一人故障させていません(ちょっと肘が痛いとかいうのは何人もいますが、投げれなくなったような投手は誰一人いません)。

球数もスコアブックを見て確認したりもしましたが、基本的には100球だから交代とかいうことは一切しませんでした。

投手の特性を見て2日連続先発完投させたこともありますし、逆に少ない投球数しか投げささない投手もいました。

もうこれは指導者の見る目しかありません。調子が悪くなる兆候、フォーム上の欠陥、投げるボールの質、投手の心理状態など…こういうものを見て判断をしてきました。

この見る目がなければ30球で異変が出ているのに100球までは大丈夫と続投をさせてしまうことにつながります。

しかしながら、こういう「見る目」の習得は難しい。私は投手経験者ではないのでずいぶん苦労して習得したつもりですが、先輩指導者に話を聞いても「その人の感覚(主観)」なので、なかなか自分のものにはできないものです。

私が「球数制限はいらない」と主張する理由は、そのようなことをしなくても、指導者の見る目と判断力などがあれば、投手の故障は防げると考えているからです。球数制限を否定しながら、同じようなことを独自にやっている感じです。

しかし、球数制限によって救われる投手もいるでしょう。

我々は決められたルールの中で最善を尽くします。

指導者は「本質」を見極めなければいけませんね。



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